横浜市戸塚区にある東峯八幡神社について！歴史やご利益を詳しくご紹介

横浜市戸塚区にある東峯八幡神社（とうのみねはちまんじんじゃ）は、東峯八幡宮（とうのみねはちまんぐう）とも呼ばれています。東峯八幡神社は、900年以上の歴史を誇り、長く地元に愛され、横浜市戸塚区吉田町の鎮守社となっています。歴史がある神社だけに見どころが豊富です。

今回は、東峯八幡神社について詳しくご紹介します。

 

東峯八幡神社の紹介

東峯八幡神社（とうのみねはちまんじんじゃ）は、東峯八幡宮（とうのみねはちまんぐう）、東峯八幡大神（とうのみねはちまんだいじん）とも呼ばれ、横浜市戸塚区吉田町にある神社です。

東峯八幡神社の創建は、当地で何代も続く名主、渡辺三左衛門が1114年（永久2年）に中打越に勧請し、江戸時代の1765年（明和2年）に現在の地に遷座したと伝わっています。
江戸期から吉田町の鎮守社でした。

御祭神は応神天皇

御祭神は、誉田別尊（ほむだわけのみこと）こと、応神天皇（おうじんてんのう）です。応神天皇は、「八幡神」の名で知られています。長く、武士の間で武神として崇められていましたが、近年は教育や縁結びなど諸願成就の神さまとして崇拝されているのです。ちなみに、八幡さまを祀る神社は、全国に約44,000社あります。

 

東峯八幡神社の見どころ

歴史を誇る東峯八幡神社は、旧鎌倉街道に近く、遠く霊峰富士を望む高台にあります。この章では、東峯神社の見どころや由緒などを詳しくご紹介します。

白旗の椎（しい）

東峯八幡神社の御神木は、椎の木です。幹の周囲が4.6mある巨木で、樹齢推定640年の古木です。この椎の木は、「白旗の椎」と呼ばれ、前九年の役で源義家が奥州へ下向の際、ここで休憩したと伝えられています。

境内の立札には、「横浜市の名木古木」と書かれています。赤い柵に囲まれて大切にお祀りされている、存在感抜群の御神木です。

社殿

朱塗りに白壁の豪華絢爛な社殿は、2016年（平成28年）に塗替え工事を実施しました。本殿は、1858年（安政5年）に改築され、拝殿は1966年（昭和41年）に竣工しました。

参道

東峯八幡神社の参道は、70m～80mほどあり、参道の両側に桜が植樹され「桜並木の参道」として有名です。桜のシーズンは、参拝客が参道にあふれるほどです。

ヒマラヤスギ

御神木の椎の木に負けない存在感を放っているのが、拝殿に向かって左手に佇む「ヒマラヤスギ」で、こちらも横浜市の名木古木に指定されています。横浜市が認める巨木だけに一見の価値があります。

見ざる言わざる聞かざる

東峯八幡神社の参道には、見ざる言わざる聞かざるの、小さな三猿の石像があります。注意して見なければ見落とすほどのサイズです。三猿それぞれが、石柱の下部に彫り込まれています。三匹の猿を探すことも楽しみのひとつです。また、鳥居脇には庚申塔があり、その塔の下の部分にも三猿が彫られています。ぜひ、見つけましょう。

 

東峯八幡神社の基本情報

東峯八幡神社の基本情報は、以下の通りです。ちなみに、神社の名称については3種類あり、どの呼び方も使われているようです。

• 名称：東峯八幡大神、または東峯八幡神社、または東峯八幡宮
• 住所：横浜市戸塚区吉田町1263
• 電話：045-251-9502
• 御祭神：応神天皇＝誉田別尊（ほむだわけのみこと）
• 祭日：例大祭9月第3土日曜日
• 管理元：中村八幡宮
• 専用駐車場：なし

東峯八幡神社へのアクセス

東峯八幡神社の最寄り駅は、JR東海道線・横須賀線と市営地下鉄の「戸塚駅」です。戸塚駅から徒歩で18分～20分ほどです。

具体的な道順は、「戸塚駅」東口から東海道を進むと、「ブリジストン横浜工場」や「イオンスタイル戸塚」が見えてきます。「ブリジストン横浜工場」あたりから、住宅街の坂道を上って、細い生活道路を約10分歩くと「東峯八幡神社」の参道に到着します。住宅地の中の神社だけに、少しわかりづらいかもしれませんが、大きな木を目印にしましょう。

八幡神社のご利益

東峯八幡宮神社は、戸塚宿吉田町の鎮守としてお祀りされています。東峯八幡神社のように、全国に約44,000社あるといわれる八幡神社のご利益は、多種類有ります。

もともと八幡神の代表的なご利益は武運長久でした。そこから勝利祈願や出世開運が知られていました。御祭神の応神天皇が、戦いに勝利した功績をもとにしたご利益といえます。

その後、時代の変化もあり鎮守の神として、地域を守る、つまり鎮守してくださる神様になりました。具体的なご利益は、国家安泰・勝負運・仕事運・出世を始め、厄除け・開運など人生全般の成功につながるご利益にシフトしています。

 

まとめ