鎌倉の観光名所鶴岡八幡宮の見どころとは?詳しくご紹介!

鎌倉の観光名所鶴岡八幡宮の見どころとは?詳しくご紹介!
歴史に残る出来事も起きた「鶴岡八幡宮」は、鎌倉駅から徒歩で約10分、古都鎌倉の中心にあります。鎌倉の山々を背にして、荘厳な社殿がそびえています。鎌倉観光では絶対に外せない人気観光スポットです。

全国的に知名度が高く、三が日には毎年250万人もの参拝者があります。1000年近い歴史を誇る古社で、国の重要文化材に指定されている建物も多く、目を見張る建物も多数です。そんな鶴岡八幡宮の見どころをご紹介します。

 

鶴岡八幡宮の紹介

源頼朝にゆかりの深い「鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)」は、鎌倉大仏と並び、鎌倉観光の主役といえる観光名所です。

鶴岡八幡宮は、約800年の歴史を刻む源氏の氏神さまです。1063年(康平6年)に、源頼義公が奥州藤原氏と戦った前九年の役の戦勝祈願で、京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜に勧請してお祀りしたのが、鶴岡八幡宮の起源と伝わっています。

さらに、源頼朝公が平家打倒の兵を挙げ鎌倉に入り、1180年(治承4年)に現在地へ遷し、1191年(建久2年)にほぼ現在の鶴岡八幡宮のような姿に造営しています。鎌倉幕府の開府後は関東の守護、国家鎮護の神社となり武士から高い信心を集めました。

徳川幕府からも厚い庇護

鶴岡八幡宮は、徳川幕府からも厚い庇護を受け、上宮、若宮などは流権現造の代表的な江戸建築です。大石段を上った上宮から、2016年(平成28年)に改修を終えた段葛(だんかずら)を中央に、海に向かって直線に延びている若宮大路がよく見えます。

当時から鎌倉の町の発展とともに鶴岡八幡宮でさまざまな催しが行われるようになり、流鏑馬や相撲、舞楽といった行事が行われました。

本殿は1828年(文政11年)に第11代将軍・徳川家斉公により、造営された江戸建築です。流鏑馬をはじめ当時の文化を現代に伝え、日本の歴史がダイレクトに感じられる鶴岡八幡宮は、国内や海外から多くの方々が訪れる人気観光スポットです。

 

鶴岡八幡宮の見どころ

鶴岡八幡宮は歴史があるだけに、さまざまな見どころがあります。神社の建物だけでなく、境内のさまざまな場所も必見スポットです。この章で鶴岡八幡宮の見どころについて詳しくご紹介します。

鶴岡八幡宮の本殿

鶴岡八幡宮では、本殿に参拝しましょう。応神天皇(おうじんてんのう)、比売神(ひめがみ)、神功皇后(じんぐうこうごう)をお祀りしているのです。由緒正しい神社で、パワースポットしても名高く、多くの方々がお詣りします。

本殿は、鶴岡八幡宮の大きな石段を登った先にあり、本宮とも呼ばれます。朱色の鮮やかな色合いと、歴史を感じさせる重厚な社殿で、本殿の中は撮影禁止です。

現在の建物は、1828年(文政11年)に、第11代将軍・徳川家斉公の命により建てられた流権現造りです。国の重要文化財に指定されています。

若宮(下宮)

鶴岡八幡宮の若宮(下宮)も国の重要文化財です。応神天皇の御子、仁徳天皇を始め、履中天皇履中天皇(りちゅうてんのう)、仲媛命(なかつひめのみこと)・磐之媛命(いわのひめのみこと)の四柱の神様がお祀りされています。

鶴岡八幡宮の舞殿

舞殿は、静御前が義経を慕い、心を込めて舞った若宮廻廊跡に建つ由緒正しき建物です。朱色が鮮やかな建物で、一年を通して鶴岡八幡宮の重要な神事や行事の舞台として使われます。なお、舞殿は下拝殿ともいわれ、神社の催事以外にも年間を通じ多くの結婚式が執り行われるのです。

太鼓橋

太鼓橋は鶴岡八幡宮のシンボルといわれています。源平池にかかる弓状の橋で、橋の長さが約10mの宮橋です。

太鼓橋は神様が通る道とされていて、参拝者が歩くのは禁止されています。橋が造られた当初は鮮やかな朱塗りの橋で、赤橋と呼ばれていました。

段葛

鶴岡八幡宮ならではの大きな魅力が、若宮大路の真ん中に延びる「段葛(だんかずら)」と呼ばれる参道です。この参道は北条政子の安産を祈願して造られました。春になると段葛の脇の桜が咲き、鮮やかな春の景色が見られるのも魅力です。脇の歩道を歩くことも可能ですが、格調高い鎌倉の雰囲気が漂う段葛を歩くことも、鶴岡八幡宮の魅力と言えるでしょう。

政子石

鎌倉幕府を開いた源頼朝公の正室・政子にあやかって、政子石は夫婦円満や安産の御利益があると伝わっています。旗上弁財天社の裏手にあり、大きな石でどっしりと構えています。

生涯支え合った頼朝公と政子の二人の関係性から、夫婦円満祈願の石といわれているので、良縁を望むのならぜひお詣りしましょう。

源平池

鶴岡八幡宮の花の名所としても、よく知られるのが「源平池」です。太鼓橋を挟んで東側が源氏池、西側が平家池で、2つの池を総称して「源平池」と呼ばれます。春は桜が咲き誇り、夏は蓮が厳かに咲き、池のほとりには神苑ぼたん園があります。

源平池は、源頼朝公が命じて造らせたものです。源氏池は「産」=繁栄の願いを込めた三つの島が浮かび、平家池は「死」=衰退を表す四つの島があります。源平時代を象徴する池です。

「親」銀杏と「子」銀杏

鶴岡八幡宮の歴史とともに生きてきた御神木の銀杏は、2010年(平成22年)3月10日未明、強風により倒伏しました。現在は、御神木から育ったひこばえが、新たな御神木(「親」銀杏)とともに成長しています。

白旗神社

鶴岡八幡宮末社で源頼朝公と実朝公をお祀りするのが、「白旗神社」です。黒塗りの社殿が異彩を放っています。現在でも実朝公が右大臣に任命された10月28日は、白旗神社文墨祭が行なわれるのです。必勝祈願のご利益があり、勝負事などの必勝祈願や学業成就などを願って参拝する方が多くいらっしゃいます。

丸山稲荷社

丸山稲荷社は鶴岡八幡宮で一番古い室町期の社殿で重要文化財です。商売繁昌を願う多くの方々より奉納された赤い旗があふれており、11月の火焚祭のときは鎌倉神楽が奉納されます。丸山稲荷神社は、鶴岡八幡宮の左奥、大石段の下あたりにあります。朱塗りの鳥居が連なるその外観は、とくに海外からの観光客に大人気です。

 

鶴岡八幡宮の基本情報

鶴岡八幡宮の基本情報は以下の通りです。厄除け・健康・心願成就・縁結びなどご利益も多く、パワースポットだけに鎌倉観光の必見スポットと言えるでしょう。

  • 神社名:鶴岡八幡宮または、鎌倉八幡宮
  • 住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
  • 御祭神:応神天皇(おうじんてんのう)、比売神(ひめがみ)、神功皇后(じんぐうこうごう)
  • 拝観料:無料
  • 拝観時間:10月~3月 6:00~21:00、4月~9月 5:00~21:00
  • 御利益:厄除け・健康・心願成就・縁結びほか

アクセス

鶴岡八幡宮へのアクセスは、JR鎌倉駅東口より徒歩で約10分、江ノ電鎌倉駅より徒歩で約13分です。徒歩で向かう場合は、ほぼ直線の参道沿いに直進すると、迷わずたどり着けます。車で鶴岡八幡宮へ向かう場合は、横浜横須賀道路・朝比奈インターから約10分で到着可能です。

 

まとめ

鎌倉観光の主役ともいえる鶴岡八幡宮についてご紹介しました。鶴岡八幡宮は見どころも多く、お参りするとご利益も期待できます。鎌倉観光では外せない観光スポットですので、鎌倉に行ったときは必ずお参りしましょう。

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