きれいな動画を撮りたくて、テクニックを学びたい方もいるでしょう。そこで主なカメラアングルを覚えてください。水平アングルやハイアングルなどの撮り方を覚えれば、魅力的な動画撮影ができるでしょう。今回は動画撮影のテクニックを基礎から学びたい方のため、カメラアングルの主な種類や、それぞれの効果をまとめました。
こちらを読めば、魅力的な動画を撮るヒントを得られます。
動画撮影でおすすめのカメラアングルの種類と効果
動画撮影でおすすめのカメラアングルを6つ紹介します。水平アングルやハイアングルなどは、動画を撮るときによく使われるので、初めて撮影する方は事前に学んでください。ここではカメラアングルの種類を、効果と合わせて解説します。
水平アングル
水平アングルでは、カメラを水平に構えながら撮ります。目線の高さに合わせて、カメラを構えるのが特徴で、このポジションはアイレベルとも呼ばれます。アイレベルでの撮影は、動画での基本的な撮り方です。多くの方は初めて撮影をするとき、水平アングルから試すでしょう。
水平アングルの効果は、被写体をありのままに撮りやすいことです。人間の目線に合わせて撮影するため、肉眼で見ているのと同じ画になりやすいでしょう。映したものを自然に伝えたいときに、水平アングルが推奨されます。目線の高さに合わせた撮影方法は、動画や写真を撮るときの基本です。未経験者はこちらから試すとよいでしょう。
ハイアングル
ハイアングルはカメラを下に向けながら撮ることです。上から見下ろすような形なので、被写体より高い位置からの撮影になります。同じ被写体でも、上から見下ろすだけで印象は変わるでしょう。ある程度撮影に慣れてきたら、カメラで対象を見下ろすような撮り方も試してください。
ハイアングルのメリットは、空間の広がりを感じられることです。被写体は上にいくほど大きく、下方は小ぢんまりとした印象になります。たとえば小さな子どもを撮るときは、大人が立ったまま撮ると、表情をクローズアップできるでしょう。以上からハイアングルは、空間の広がりや対象の特徴、人物の表情のクローズアップなどに向いています。
ローアングル
ローアングルとはカメラを上に向けた状態です。ハイアングルとは逆で、カメラが下から見上げた形です。これにより被写体を独特な形で表現できます。
ローアングルの特徴は、迫力を出しやすいことです。高さのある物体を撮るときは、下が大きく写りやすく、上にいくほど小さく見えます。たとえば高層の建物を地上から撮れば、高さだけでなくダイナミックな雰囲気も出せるでしょう。このようにローアングルは、対象物を見上げるように撮ることで、迫力のある動画にできます。
ワイドショット
ワイドショットとは、被写体から遠ざかった状態で撮る方法のひとつです。海外では被写体からいちばん遠い状態がワイドショットになり、そこから近い順番にフルショット、ミディアムワイドショット、ミディアムショットになります。そのなかでもワイドショットは、被写体が画面を占める割合を抑え、空間の広がりを表現したい方におすすめです。
ワイドショットの効果は、撮影空間をダイナミックに表現できることです。人の姿は小さく写りますが、その代わりに全体の風景を最大限に表現できます。撮影場所を、ダイナミックに強調したい場合は試してください。
フルショット
フルショットとは、ワイドショットより被写体がやや近い状態です。撮影対象の人物がある程度見える形で撮ります。同時に全体の風景も広くとらえやすいのです。
フルショットによって、人物の動きを大まかにとらえられます。一定の風景をとらえつつ、人物の頭から足までをしっかりとフレームに収められるのです。たとえば海岸で撮影するときは海の広さと同時に、対象人物が楽しむ姿をありのままに撮れるでしょう。このようにフルショットは、人物の動きと情景をバランスよく収められます。
ミディアムショット
ミディアムショットは、撮影対象の頭から腰までを収めることです。こちらは対象人物に近づくことで、表情や動作をクローズアップできます。表情の細かい部分までとらえたい方におすすめです。ミディアムショットの効果は、撮影対象の表情を引き立てられることです。一方でカメラや被写体の可動範囲は限られるため、撮り方には気をつけてください。それでも対象人物の表情にこだわるなら、ミディアムショットがおすすめです。
まとめ
動画撮影はカメラの使い方によって、さまざまな撮り方が可能です。たとえばカメラの角度を調整すれば、撮り方次第で人物の表情や、空間の広がりを表現できます。一方で被写体との距離を調整すれば、全体の風景をありのままに見せたり、表情をクローズアップしたりできるのです。以上を踏まえ、状況に応じた理想の撮り方を考えてください。
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